アダルトチルドレンを克服したい人に

アダルトチルドレンとは

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元々、アダルトチルドレン(AC)とは、アルコール依存症の親を持つ子供が、成長の過程での境遇(虐待、愛情不足、親の不在など)が影響して、考え方や感じ方に偏りが生じ、大人になっても生き辛さを抱えている人々を指していました(1970年代)。

その後、アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックにより、幼少期の環境や境遇が原因で、大人になっても生き辛さを抱えている人々は認知や考え方、感情の出かたに特徴を持つとして、そのような人々をアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。
アダルトチルドレンという言葉を直訳すると「大人の子供」となるのですが、姿は大人で中身が子供という意味ではありません。
精神的に幼いということでもなく、精神的な問題が子供の頃に備わり、そのまま大人になって問題化しているというのがアダルトチルドレンです。
例えば、愛情が希薄な家族で育った場合、無意識的に愛情を求めて依存的な性格になっていたりする場合です。

虐待などが無い環境でも幼少期に身に付いた考え方や感じ方の偏りのせいで、社会に適応できないなどの問題を抱えている人はアダルトチルドレンであるとも言えるでしょう。
そもそも、人格や性格は遺伝の要素もありますが、どのような環境で成長し、学んで行くかによって変わっていきますので、多くの方がアダルトチルドレンに当てはまる可能性があります。
完全に正常な機能を果たしきっている家庭というのは稀だからです。

また、アダルトチルドレンは病名ではありません。
総称であり、学識的な定義もありません。
解釈には個人差があり、認識に若干のズレがあるのも事実です。
過去にメディアで取り上げられた時などに、誤認をするような解説があった事も原因となっています。
また、専門家の中には、アダルトチルドレンの定義に対して否定的な見解を示す場合もあります。
アダルトチルドレンという概念が、それ自体に依存し精神的な回復の妨げになる事もあるからです。

アダルトチルドレンは、成長過程で身に付いた考え方が原因となるので、改善や克服が容易ではありません。
長い時間をかけて身に染み込んだことですので、アダルトチルドレンの改善や克服にはそれ相応の時間と労力が必要となります。
また、アダルトチルドレンは病気ではありませんが、その生き辛さが原因で精神的な病を患うケースも多く見られます。
ストレスを溜めやすい方は適応障害になりやすかったり、対人関係に不安を抱える方は対人恐怖症になりやすかったりします。
人生が生き辛いという方は、子供の頃に何らかの精神的抑圧を受けてアダルトチルドレンになっている可能性があります。
心身の健康のためにも、阻害している原因であるアダルトチルドレンの克服は大切です。






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