アダルトチルドレンを克服したい人に

更新:2016-9-13
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アダルトチルドレンとは

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元々、アダルトチルドレン(AC)とは、アルコール依存症の親を持つ子供が、成長の過程での境遇(虐待、愛情不足、親の不在など)が影響して、考え方や感じ方に偏りが生じ、大人になっても生き辛さを抱えている人々を指していました(1970年代)。

その後、アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックにより、幼少期の環境や境遇が原因で、大人になっても生き辛さを抱えている人々は認知や考え方、感情の出かたに特徴を持つとして、そのような人々をアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。

虐待などが無い環境でも幼少期に身に付いた考え方や感じ方の偏りのせいで、社会に適応できないなどの問題を抱えている人はアダルトチルドレンであるとも言えるでしょう。
そもそも人格や性格は、遺伝の要素もありますが、どのような環境で成長し、学んでいくかによって変わっていきますので、多くの方がアダルトチルドレンに当てはまる可能性があります。
正常な機能を果たしきっている家庭というのは稀だからです。

また、アダルトチルドレンは正式な病名ではありません。
総称であり、正式な定義もありません。
解釈には個人差があり、認識に若干のズレがあるのも事実です。
専門家の中には、アダルトチルドレンの定義に対して否定的な見解を示す場合もあります。
アダルトチルドレンという概念が、それ自体に依存し精神的な回復の邪魔になる事もあるからです。

アダルトチルドレンは、成長過程で身に付いた考え方が原因となるので、改善や克服が容易ではありません。
長い時間をかけて身に染み込んだことですので、アダルトチルドレンの改善や克服にはそれ相応の時間と労力が必要となります。
また、アダルトチルドレンは病気ではありませんが、その生き辛さが原因で各精神疾患を患うケースも多く見られます。
特に、うつ病や依存症、不安障害の方にはアダルトチルドレンの傾向が多く見られます。

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アダルトチルドレンの特徴

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アダルトチルドレンと一言でいっても、内容や状態には様々なものがあります。
アダルトチルドレンの中でも、全く逆の性質を持った種類の性格も存在します。
これは、機能不全家族の状態によって、考え方や感じ方の偏りが多岐にわたるためです。
ここでは、いくつかのアダルトチルドレンに見られる性格的特徴を表していきます。

▼白黒思考▼

物事を極端に、白か黒かに分けて考えようとする傾向のこと。
自分と違うものを悪と決め付けてしまうような場合も白黒思考になります。
選択肢の幅を狭めてしまい、自分を追い込む事も少なくありません。
極端に偏った解釈をするというのはアダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼自己の正当化▼

自分が悪くても、反射的に自分以外の悪いところを探す傾向。
他者の否定や、責任回避に必死になります。
自己防衛の策として反射的に行われることが多くあります。
物事に対する回避は、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼偏った一般化▼

一つの良くない出来事があると、それが同じように繰り返し起こると感じてしまう傾向。
一つのものを見て、それに属するものが全てそうであると思い込む。
カテゴライズすることによる思考の軽減になるものですが、極端になると弊害が生まれます。
自分の目に見えているものしか判断材料に出来ないというのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼一つの事に捉われる▼

わずかに良くない出来事にこだわって、そればかりを考えてしまい、その他の良い出来事は無視してしまう傾向。
マイナス感情に捉われ、視野が狭くなってしまうというのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼マイナス思考▼

良い出来事でもそのまま受け取らず、悪い方へ考える傾向。
悪いイメージの連鎖になり、そこから抜け出せなくなる事もあります。
深読みし、ネガティブな考えをするのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼相手への思い込み▼

相手の事に対して、先読みや早合点をし、主観的に捉える傾向。
相手が思っている事とは掛け離れていても、自分の感情を優先してしまいます。
自分の解釈を疑わないのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼拡大解釈と過小評価▼

自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価する傾向。
逆に他人の成功を過大評価し、他人の欠点は見逃します。
「謙遜」という文化的背景もあり、日本人に多く見られます。
事実とはかけ離れた評価をするというのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼感情だけでの決め付け▼

自分で感じた事が全てで、客観的な捉え方が出来ない傾向。
自分が感じている事が、全ての人も同じように感じると思う。
客観的な視点を持てないというのは、アダルトチルドレンに見られる傾向です。

▼極端な自責の念▼

自分に責任がないようなケースでも、関わったがために自分が悪いと思う傾向。
また、他人の責任を利害関係無しに背負ってしまう。
他者優先は、アダルトチルドレンに見られる傾向です。


これらは、複合的に持っていることが多く、現在の生きづらさに影響をしている場合は、アダルトチルドレンであるといえます。
このような傾向は、持ち合わせた気質と育った家庭環境によって偏り方や度合いが変わります。
機能不全家族で育った場合、その偏りが大きくなり生きづらさにつながっていきます。

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機能不全家族のケース

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機能不全家族にも色々なケースがあります。
機能不全家族の定義は「本来、家族内で存在すべき機能が、健全に機能していない家族」となります。
ですが、実際に完璧な機能をはたす家族環境というものは珍しいものです。
少なからず機能をはたしきれない部分がある家族がほとんどではないでしょうか。
問題は、その機能不全である部分を、子供がどう捉えるかによって、大人になった時の考え方の偏りに影響し、アダルトチルドレンに該当するという部分です。
下記は、機能不全家族に見られるタイプを表しています。

▼愛情の無い家庭▼

本来、家族内での愛情は利害関係なしに注がれるものです。
ですが、愛情が少ない、全くないと言う状況は機能不全家族に当てはまります。
親が子供に無関心だったり、両親の関係が冷め切っている状況だと、子供はどのような愛情が正常なのか分からなくなってしまいます。
正常な愛情を受けられない場合、アダルトチルドレンの原因になる可能性があります。

▼親の不在▼

片親や両親の不在も機能不全家族の原因になります。
家族内に親の代わり役や、それを補う関係性が構築されればいいのですが、現実的には難しいでしょう。
愛情の不足や、子供らしい幼少期を過ごせなかった場合、アダルトチルドレンの原因になる可能性があります。

▼存在の否定・抑圧▼

家庭内で、存在を否定されたり、バカにされたりという事が頻繁にあると、自尊心や成功体験が身に付かず、アダルトチルドレンの原因になる可能性があります。
また、親に過度の期待をされることや、親の言いなりになっているような状況も自己の抑圧につながり、自尊心が育ちにくい環境です。
自尊心の未発達は、アダルトチルドレンの原因になる可能性があります。

▼過保護・過干渉▼

過度な愛情や心配は、過保護・過干渉になってしまい、子供はそれが当たり前になってしまいます。
大人になるにつれて自立や親離れをしようとしたときに、心の枷になる事があります。
行き過ぎた愛情もアダルトチルドレンの原因になる可能性があります。

▼外向重視▼

表向きな家族を気にするあまり、家庭内の事が疎かになっている家庭です。
また、家庭内の問題をひたかくしにする事もあります。 子供は、なにが大切なのかの価値観が正常に備わらず、考え方が偏る事になります。
他者からの評価や、内外の正常な交流が行われないと、アダルトチルドレンの原因になる可能性があります。

▼暴力・虐待のある家庭▼

暴力・虐待のある家庭の場合、心身ともに健全な成長が出来ない事が多くあります。
愛情どころか、人に対する様々な感情もバランスを崩してしまいます。
暴力・虐待があると、高い確率でアダルトチルドレンの原因になる可能性があります。


このような家庭環境の偏りが、まったくなかったという家庭の方が珍しいでしょう。
「親が忙しく鍵っ子だった」
「両親が離婚していた」
「家事の手伝いをさせられていた」
「しつけのために叩かれた」
など。 これらも、アダルトチルドレンの原因となる機能不全家族の要素になる可能性がありますが、一般的には珍しくないことです。
問題は、機能を果たせなかった家族の中で、子供がどのように感じ、どのように対処をしたか、また、大人になるにつれて、それが原因で生きづらさを感じていないかにあります。

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アダルトチルドレン克服の糸口

このページをご覧になっている方は、すでにアダルトチルドレンを克服する方向に向いているかと思います。
アダルトチルドレンの意味や傾向を知ることによって、自然と自分に投影しているのではないでしょうか。
それは、アダルトチルドレン克服の第一歩である、「自分を客観視する」ということにつながるからです。
生きづらさの原因である、考え方や捉え方の偏りを見つめなおすことによって、その偏りを普段から意識することが出来ます。
考え方や捉え方の偏りに気付きにくい場合は、専門のカウンセラーに相談してみるのもいいでしょう。
また、アダルトチルドレンをチェックするシートやサイトを利用するのもいいかと思います。

アダルトチルドレンチェック - 自分で出来る認知行動療法さんのチェックシート
アダルトチルドレン診断 - 恵比寿メンタルカウンセリングのチェックシート

最初にお話ししたように、アダルトチルドレンの定義は曖昧な部分もありますので、色々な観点から自分を見つめなおすと、考え方や捉え方の偏りが分かってくるかと思います。

そして、次が大事な部分ですが、「アダルトチルドレンであることを認め、在りのままの自分の過去を受け入れる」ということをする必要があります。
これは、簡単そうで難しいものです。

自分の過去が原因で、今が生きづらいと気が付くと、過去や家族に憎しみや後悔の感情が生まれます。
過去を受け入れると言うのは、今感じている負の感情も合わせて受け入れなければなりません。
この感情への対処はなかなか難しいものです。
焦らずに時間をかけて感情を変化させる必要があります。
アダルトチルドレンの傾向として、拡大解釈をしたり、過剰に悲観的になる事があります。
この時点でアダルトチルドレンの良くない部分が出てしまうケースがあるので注意が必要です。

もう一つの、今の自分を受け入れる事も、自分の考えや捉え方は人とは違うというマイナスな感覚に捉われるかもしれません。
ですが、そこを感情に任せて否定したり、目を背けてはアダルトチルドレンの克服には至らないでしょう。
完全に平均値である人はいません。
どこかに偏りがあり、その偏りは使い方によっては生きやすさになる事もあると自覚してください。
たまたま、自分の偏りが生きづらさになっているだけで、まずはその偏りに気付き、見つめなおすことが大切なのです。

まずは、「アダルトチルドレンであることを認め、在りのままの過去を受け入れる」事がアダルトチルドレン克服のスタートとなります。

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アダルトチルドレン回復の道のり

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アダルトチルドレンというのは、機能不全家族で育ち、大人になってからも生きづらさを抱えた人達を指します。
幼少期に身に付いた考え方や捉え方のクセは、性格に深く根付いています。
これを変えるのは、もちろん簡単ではありません。
性格を丸ごと入れ替えるというのは不可能に近い事ですし、反射的に感じる感情は、頭で分かっていてもコントロールが難しいものです。
まずは、じっくりアダルトチルドレンである自分と向き合う覚悟が必要だと思います。

自身がアダルトチルドレンであると気が付いた時から、アダルトチルドレンを回復する道のりが始まります。
もっとも、アダルトチルドレンを回復したいという「覚悟と意思」があるのが前提条件にはなります。
そして、アダルトチルドレンの度合いによっては、時間がかかることがあると考えておく必要があります。
何事も焦って結果を求めては、上手く行くものも上手く行かないものです。

そこでアダルトチルドレンを回復していく道のりの中でのポイントを紹介します。

1.自分の感情を発見する

アダルトチルドレンの方は、考え方や感情のバランスが崩れて生きづらさを感じる傾向にあります。
ですが、自分では無意識に考えたり感じたりしていますので、原因がどこにあるかが分からない方も多いと思います。
生きづらさの原因がどこにあるのかを見つけるには、まず自分の感情と向き合い、発見することが大切です。
感情とは、嬉しい・楽しい・悲しい・不安などのことですが、アダルトチルドレンの方は特にマイナスの感情が強く出ます。
そこでそれぞれの感情が、どのような時に出てくるのかを把握する事からはじめましょう。
そして、感情が出てくる時には必ず理由や原因があります。
その理由を考えていきましょう。
例えば、何か失敗をした時に落ち込んでしまう感情を考えてみましょう。
失敗をしたときに感じる感情は、恥ずかしい・不安・自責などの感情があるかと思います。
そのうちの恥ずかしいという感情は、他者から見た自分を想像して感じる感情です。
そこには、「他者から見た自分を、主観で想像している」という思考のクセがあります。
「私はダメな人間だと思われている」というような感覚が恥ずかしいという感情に結びついています。
ここでは、他者から見た自分を、主観で想像している部分が原因になります。
これがアダルトチルドレンに見られる傾向の一つです。
他人は何も思っていないかもしれません。普段から頑張っている人にはダメだとも思わないでしょう。
主観が偏っているのです。それが感情を湧き起こす原因になっています。
普段は、考え方と感情の部分を、考えることなく一瞬で行っています。
これを紐解く事がアダルトチルドレン克服の第一歩です。

2.過去は変えられないという事実を受け入れる

前述の感情を発見し、その感情の原因を考えていると、ご自身の考え方のクセに気付いていきます。
そして、それは幼少期からの積み重ねで身に付いているものだと気付くはずです。
これがアダルトチルドレンの所以ともいえる部分ですが、ほとんどのクセは本人が意図せず身についています。
家族や環境、身の周りの人間関係、遺伝もあるかもしれません。
本人は意図しない過去が今の生きづらさになっていると気が付いた時、過去を恨む方も多くいらっしゃいます。
ですが、大切なのは今です。
そして、過去は変えられないというのが現実です。
過去に感情を囚われていては、感情は救われません。
また、変えられない過去にジレンマを感じていても何も変わりません。
大切なのは事実を受け止め、現在を良くする方法を考える事がアダルトチルドレン克服につながっていきます。
アダルトチルドレンであっても未来を変える事は可能です。

3.自分の悪いクセを把握し、良いイメージに変換し、それに近づけていく

アダルトチルドレンの方は、自分の悪いクセを認識していても回避したり、見なかったことにする傾向があります。
それでは、アダルトチルドレンを認めていても改善はしません。
そこで、悪いクセを認めた上で、そのクセをどのように変化させればいいかをイメージします。
例えば、その日あった事で、自分で失敗だったと思ったものに対して「こうすればよかった」という良いイメージを考えます。
「こうしていれば成功したのに」ということが思いついたら、次に同じような場面がきたらそれをするということを決めます。
なかなか同じ場面になる事も少ないですし、思った通りに行動するのは難しいかもしれません。
ですが、良いイメージを持つ事によって、失敗などの後悔は薄まり、次への覚悟がクセ付いていきます。
また、ここを考えずにいる方が多くいらっしゃいます。
自分のクセを考える時は、精神的に負担がかかります。自己否定感を持ってしまうからです。
そこを乗り越えようとするには、アダルトチルドレンを克服したいという気持ちが大切になってきます。

4.あらゆることに対して共感をしてみる

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ここで言う「共感」とは物事の原因や理由を読み解き理解するということです。
アダルトチルドレンの方は先に自分の考えや感情が出る傾向があります。
例えば、「仕事はサボれる時にサボったほうがいい」と言う人に対して皆さんはどのように考えるでしょうか。
「サボってはダメでしょ!」と言いたい人もいるでしょう。もちろん賛成の人もいるでしょう。
ですが、頭ごなしに賛成や反対をするのではなく、一度は共感をしてみるということが大切です。
「なぜサボってもいいと考えたのだろう?」「その考えの背景にはなにがあるのだろう?」という原因や理由を考えます。
そして、「この人はこのようなストーリーでこの考えに至ったんだ」という事実を理解します。
相手に同調する必要はありません。もし、自分が違う意見でも物事の原因や理由を読み解き理解することが共感です。
共感をしてみると、様々な価値観を理解でき、自身の視野が広がります。
考え方の幅が広がり、自分に対しても共感が出来るようになっていきます。
アダルトチルドレンの方は、この共感をすることが難しい傾向にあります。
これは、幼少期から自分を守るためのルールとして「反射的な判断」をしようとしてきたためです。
このクセは、仕方なく身に付いたことかもしれませんが、自己成長を阻害することがあります。
まずは、自分の意見や感情を出す前、また無理に同調する前に、共感をすることが大切です。

5.三つの視点から物事を考える

三つの視点とは、「自分」「相手」「第三者(一般論)」から見た視点です。
「自分」というのは、素直に自分が感じた事、思った事、それによっての行動を考えます。
「相手」というのは、いないケースもありますが、単純に相手がどのように感じているかを考えます。
「第三者(一般論)」というのは、一般的に考えてどのような感じ方が多いのかを考えます。
そして、それらの考えを『ひいき目なし』にすり合わせて物事を考えます。
そうすることによって、自分の考えをないがしろにせず、客観的な捉え方に行き着きます。
アダルトチルドレンは、このひいき目なしというのが出来ず、偏った考え方になりがちです。
その偏りに気をつけて客観的に考えてください。
ですが、そこで問題になるのは、三つの視点から見て決められない場合です。
その場合は、どれに優先順位をつけるかを決めて考えるしかありません。
そこにはリスクもあるでしょうが、全てが円満に片付くものではありませんので、決める覚悟が必要な時もあります。
優先順位をつける時は、自分の性格通りに決めてかまいません。
控え目の人は相手を優先してもいいですし、我が強い人は自分を優先するかもしれません。
社会性を重んじる人は一般論を基準に考える事もいいでしょう。
大切なのは、三つの視点から考えて、自分の理由で決断をするということです。
アダルトチルドレンの方は、「決められない」という傾向もあるのでこのプロセスは大切になってきます。
また、三つの視点から考えることによるメリットは、理論的且つ客観的に判断が出来るという点です。
それにより、決断に自信を持てますし、失敗した時はそれを繰り返さないような決断に近づけることが出来ます。

6.一つ一つコツコツと

先ほどもありましたが、性格はすぐには変わりませんし、性格を入れ替えるのは不可能に近い事です。
アダルトチルドレンを回復するという事は、自分を変えていくという事ですので、それもまたすぐには難しいのです。
目標を大きく持つ事はいいのですが、挫折してしまっては意味がありません。
アダルトチルドレンの場合、極端な考え方をしてしまう傾向がありますので注意が必要です。
今出来る事、今やるべき事、今やりたい事をまずは一つ一つこなしていきましょう。
それも100%上手くは行きません。
失敗と成功を繰り返していきます。
ですが、失敗は必ず減らすことが出来ますし、成功は必ず増やすことが出来ます。
失敗を繰り返すと失敗しない方法を学ぶからです。


上記の6つはあらゆる問題に対しても当てはまることです。
これらをクセ付けるだけで、アダルトチルドレンから来る生きづらさは軽減されるでしょう。
また、繰り返し続けていくことで、根本的な考え方や捉え方のクセが変化していきます。
アダルトチルドレンの回復には時間がかかる事もありますが、回復に向かう事は誰にでも出来ます。
まずは、手の届くことを楽しんで出来るように心がけてみましょう。

また、自分一人ではアダルトチルドレンと向き合うことが難しい場合もあります。
そのような時は無理せず、誰かに相談したり、専門家のカウンセリングを受ける事も必要です。

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アダルトチルドレンの注意点

アダルトチルドレン(AC)には様々な注意点があります。
アダルトチルドレンである本人はもちろんですが、アダルトチルドレンの方と接する方にも注意が必要です。
下記にいくつかの注意点を書いていきます。

自分がアダルトチルドレンの場合

まず、自分がアダルトチルドレンだという事に「安心」しないで下さい。
人は何かに属することによって安心を覚えるものです。
ですが、アダルトチルドレンだとわかっただけでは、その人の人生は好転しないでしょう。
自分がアダルトチルドレンだということを、自分が変わっていくきっかけにすることが大切です。
逆に、自分がアダルトチルドレンだということに不安を感じる場合もあります。極度に感じる事もあるでしょう。
「自分は人とは違うんだ」と劣等感を持つ事もあるでしょう。
ですが、極端にアダルトチルドレンである自分を責めてはいけません。
なぜなら、どんな人であれアダルトチルドレンになっていたかもしれないからです。
例えば、歴史上の偉業をなすような人は一般的な家庭ではないことが多いそうです。
どこか特殊な家庭で、子供の頃に心の傷を負っている場合が多く、それを偉業を行うほどのパワーに変えているからこそ、大きなことができたといえるからです。
自分だけが逸脱しているのではなく、アダルトチルドレンという特徴を持っていると考える事が大切です。
そして、アダルトチルドレンで自分が悩んでいるのなら、それを改善しようという姿勢が大切です。
くれぐれも、アダルトチルドレンという言葉に翻弄されないようにしてください。

アダルトチルドレンに接する方

アダルトチルドレンに接する方で「この人を変えてあげよう」とする方がいらっしゃいます。
実はこの考え自体がアダルトチルドレンにも該当する考え方の歪みです。
アダルトチルドレンに限らず、その人が変わることが出来るとすれば、その人の意思があってこそです。
前述の通り、アダルトチルドレンをその人の特徴とした場合、その人の個性を他人が変えようとすることがはたして正しいことでしょうか?
また、他人が変えられるものでしょうか?
それは、自分を変えることよりもはるかに難しいことです。
では、アダルトチルドレンに接する時はどうしたらよいでしょうか。
その方法は、相手を一人の人間と捉え素直に接するだけです。
相手の個性を尊重し、本人がどうしたいのかを受け入れ、一緒に考える事が大切です。
それだけで、本人はアダルトチルドレンの改善に向かえます。


アダルトチルドレンは否定されるものではありません。
ですが、アダルトチルドレンによって自分が悩んでいるのであれば、プラスになるような変化を作っていくことが大切です。

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